大阪〜!たこ焼き お好み焼き お笑いだけじゃもったいない!
【新しい大阪との出会い】
5月29日JAPAN MISSON PROJECT講演会の前に、大阪の教育観光ツアーに参加しました!
ナビゲーターは韓国在住の観術講師 折笠守拙氏。東北出身なのに関西人以上に大阪を知り、関西人以上に面白くて大人気な折笠さん。
私は今まであまり知らなかったんですが、実は日本の近代化・産業化は大阪からだったんですね!
イメージしてみて下さい!
江戸時代、鎖国してた日本から、明治になって、自分の国のイメージが大きく変わったことを。
「藩」→「国」へ
それまで自分の国というと「藩」を指してたのに、藩を許可なく出ることは罪だったのに、自分の国の範囲が大きく変わって「日本全体が一つの国」になった。
島国日本の中で細かく分裂してた「境界線」が大きく変わり、
日本の中と外に境界線が移動した。
海外に対し「日本」という国をしっかり建てなければならない。
大きなパラダイム転換ですよね!
それまで守ってきた旧いイメージ、旧い体制、旧いシステム、旧い秩序を一度全部破壊して、ゼロ化し、全く新しい体制、システムを創らなければならなくなった。
新しい体制・新しいシステムを創らなければ日本は西洋に負ける。植民地化される危機。
「今ないから創るしかないんだ!」
これは実際、大阪を見てまわり、大阪の近代化の精神のように感じました。
日本にないなら、西洋から学ぶ。
西洋を受け入れる。
その潔い侍の発想の転換と決断は、他のアジア諸国にはなかったようです。
当時西洋からみたこの日本の姿勢と、敵対視し抵抗する中国との違いを書いてる、たしかイギリスの新聞記事もあったようです。
日本がアジアの中で先駆けて、近代化に成功し植民地にならずに済んだのも、後の軍国主義の流れは行き過ぎてしまったとはいえ、アジアの独立を掲げた日本、明治維新の成功は、この侍の決断が大きなポイントだと思います。
明治時代、新しい日本を創るために海を渡った日本の視察団や留学生。その時、西洋人を驚かしたという日本人の姿勢態度は現代の私たちの胸を打ちます。
「自分が1日休めば、日本が100年遅れる」
そんな言葉を若者が言う。日本の未来を背負って一人ひとりが生きていたのですね。
薩摩出身の五代友厚は近代化=産業化のシステムを日本に取り入れ、「商売敵と力を合わせろ」とバラバラだった商人の心を一つにし、近代大阪を建て直した人です。
なぜ産業化の発展が大阪からだったのか?
昔から日本はいろんな物を運ぶのに、重要な手段は船だったそうです。
水をコントロールできた都市。
大阪には水路が張り巡らされていて、江戸時代 182も橋が架けられていたそうです。
なんと普通、橋を架けるのは行政だと思うんですが、国が架けた橋は182の内、12こだけ。
他は商人たちが自費を出して橋を架け、まさに自分達の手で創っていったのが大阪なんですね!
大阪にはそんな商人がたくさんいたようです。
初期の西洋建築である「中央公会堂」も、大阪の株式界で活躍した岩本栄之助氏の寄付で建築されたとのこと。
日本に株式会社の概念を取り入れ、日本の産業化をリードした大阪。
なんと、現在の大企業の7〜8割はもともと大阪から始まり、後から東京に本社を移した企業がほとんどだとか!
だからあの道頓堀のいろんな企業のネオンだったのかなと納得(笑)
明治になり、政治・経済が大きく変わったと同時に新しい教育も必要になっていきました。
大阪の街には私塾も創られていたそうです。
他にも日本初の郵便局のポストも素敵!
これは現在の市役所
今の日本の土台となってるいろんなもの、近代の新しいシステムがここ大阪からスタートしたんだと、短時間でしたが大阪を周りながら感動でした!
次はぜひ、今回行けなかった企業家ミュージアムにも行きたいな。
今は大阪というと、たこ焼き、お好み焼き、お笑いにディズニーシーですが、それだけではもったいない‼︎ >_< 大阪魂のプライド誇りが泣いてるよ〜と感じちゃいました。
全て外から来た人のエネルギーで、時代によって変化しながら日本にとって大きな役割を果たしてきた街。
そんな大阪がこれからどんな役割を果たすのか、これからが楽しみです!
戦後71年経った今、日本が本当の意味でしっかりと立ち上がり、新しい時代を創っていきたいものです!!!
そんな思いと希望を込め、命がけで新しい日本を創ってくれた先人達に敬意と感謝を忘れず、
今、また次の時代へ。
「ないから創るしかないんだ!」
パラダイム転換。
本物の教育・経済・政治システムから生まれる新しい日本。
そして次は、受け身マネではなく、日本発の基軸教育で、日本から世界に向けて新しい時代をリードしていこう!
JAPAN MISSON PROJECT
大阪から始動しました!
↓↓
旅の気付きや記録も兼ねて長々となりましたが、読んで下さりありがとうございました(^^)
ネタバレくらい書いちゃいましたが、絶対、実際に行く価値ありの教育観光ツアー!
次は私も、今回行けなかった企業家ミュージアムのツアーに行きたいなと思っております。。